起業について勉強された方なら聞いたこともあるかもしれませんが生き残るのは「変化できる企業」です。なので職業や職種に縛られないというのが原則です。
とはいえ初期段階ではリソースが限られますし、これから起業する方にとってはまず第一歩目を何で踏み出すか?といったのは非常に重要な問題です。
というわけで今回はこれから起業する方にとっておすすめの職種、業種についてみていきたいと思います。
IT化が進む現代において、個人が起業する場合におすすめの職業5選+1
ウェブデザイナー・ウェブ開発者
まずはウェブデザイナーやウェブ開発などWeb関連の職業です。
ほとんどの方がインターネットを日常的に使うようになり日本でもスマホ普及率は9割を越えています。
(※令和3年総務省データより)
つまりみんなスマホ持ってるってことです。
ウェブサイトやアプリの開発、ウェブ制作に関連する職種は需要が高くしばらくの間は伸び続ける職種だと言えます。
またある程度のスキルや実績は必要になりますが、パソコン一つで個人でも仕事を受けることができるという点が非常に魅力的です。
店舗が必要なビジネスや商品在庫が必要な職種の場合は初期投資もある程度の金額が必要になりリスクも伴います。
その中で初期投資がないもしくは少なくて済むというのは非常に大きなアドバンテージとなります。
ウェブデザイナー、ウェブ開発者の具体的なメリットとデメリットは以下のような点があげられます。
ウェブデザイナー、ウェブ開発者のメリット
①専門性を活かせる
ウェブデザイナーやウェブ開発者としてある程度実績ができると自分のスキルや経験を最大限に活用して、クライアントに最適なウェブサイトやアプリを作成することができます。専門性の高さは起業の際の優位性になります。
②フレキシブルな働き方が可能
起業=自由と考える方も多いのではないでしょうか?ウェブデザイナーやウェブ開発者はクライアントとの打ち合わせ以外はほとんどがパソコンでの作業です。作業できる環境でさえあれば特に時間にも場所にも縛られることなく自由に働けるのも大きなメリットになります。
③高い報酬が期待できる
ものを売るビジネスは仕入れ代がかかりますが、ウェブデザインやウェブ開発は、原価がかからないため利益率が高くなります。そのため高い報酬につながりやすくなります。またネット上で集客を行う企業にとっては売上に直結する部分でもあるため、ある程度の料金を頂きやすいということもあります。
④自分(自社)自身のスキルアップにも役立つ
ウェブデザインやウェブ開発のスキルを持っている場合、自分自身でウェブサイトやアプリを作成することができます。将来自分の事業を拡大しようと考えたときに、自社のウェブサイトを自社で製作できるということは非常に効率的で事業拡大にも役立ちます。
ウェブデザイナー、ウェブ開発者のデメリット
①競合が多い
ニーズが高く初期投資が少なくて済むことから個人だけではなく多くの企業がすでに参入しています。特化したジャンルに絞る、ターゲットになる業種を絞るなど戦い方の工夫は必要です。
②技術革新のスピードが速い
ウェブデザインやウェブ開発の分野は、技術革新のスピードが非常に速く、常に新しい技術やツールが登場しています。それに追いつくためには、常に学習とアップデートが必要であり、常に変化し続けることが求められます。
③クライアントとのコミュニケーション
かたちのないものを1から作っていく仕事が多く、初期段階でのクライアントとのコミュニケーションや意思確認は非常に重要です。食い違いがあった場合に大きなクレームやトラブルになる可能性があることもウェブデザイナー、ウェブ開発者のデメリットとしてあげることができます。
IT化の時代においてWEB制作は王道の職種と言えます。
ただし個人でも簡単にサイト作成ができる時代なので素人とは違うといえるプロならではのスキルは必要です。
「デザイン性に優れている」「SEO対策に強い」「SNSとの連携が考えられている」など独自の強みができるとよいでしょう。
プログラマー・エンジニア
ウェブ制作にも近く、関連する職業になりますがプログラマーやエンジニアもIT関連の開発や設計などのスキルを持つ職種としてまだまだ伸びしろがあると思います。
ノーコードでの制作ツールなども増えプログラミングなしでもウェブ制作やアプリ開発が可能にはなっていますが、そもそもノーコードツール自体がプログラミングで作られています。
またウェブ制作会社などからの受注なども可能です。
プログラマー・エンジニアも個人でも受けられる仕事が多いため、起業に向いていると言えます。
プログラマー・エンジニアのメリット、デメリットは以下のような点です。
プログラマー・エンジニアのメリット
①専門性を活し幅広く活躍できる
専門性がかなり高い職種になります。専門性の高さは起業の際の優位性になります。
またIT化はあらゆる業界でニーズがありますので多種多様な業界へ参入可能です。
②フレキシブルな働き方が可能
仕事のほとんどがパソコンで完結する作業です。ウェブデザイナー・ウェブ開発者と同様に作業できる環境でさえあれば特に時間にも場所にも縛られることなく自由に働くことができます。
③グローバルに活躍可能
プログラミング言語の多くは世界共通です。話す言葉は違ってもプログラミングを使えば海外で活躍することもできます。また場所に縛られないので日本にいながら海外の仕事をする、海外にすみながら日本企業の仕事を受注するといったことも可能になります。
プログラマー・エンジニアのデメリット
①高いスキルが求められる
プログラミングをマスターし実用性のあるレベルに到達するにはある程度の勉強が必要です。完全独学でマスターするのはかなりハードルが高いかもしれません。最近はオンラインなどで学べる環境は整っていますのでその辺りをうまく活用しましょう。
②長時間のデスクワーク
「パソコン一つで仕事可能」=「パソコンの前にずっといる」と言い換えることもできます。座りっぱなしのデスクワークが苦手な方や細かい作業が苦手な方には苦痛な仕事かもしれません。
③クライアントとの食い違い
当然ですが、プログラムの知識がないクライアントから仕事を依頼されることもあります。プログラミング知識のないクライアントとの間には誤解もうまれやすくなりますので「何をしたいのか?」といったポイントはしっかり把握して取り組む必要があります。
ノーコードツールなどは増えていますが、まだまだ活躍の場が広い専門性の高い技術です。
クライアントが「何をしたいか?」をしっかり理解する事が重要になりそうです。
ライター・コピーライター
ライターやコピーライターもニーズが高く個人でも仕事を受けられるため、起業に向いていると言えます。
Webサイトや広告、PRなどのコンテンツ制作に携わることが多いので主にはWEBライターということになるかもしれません。
セールスライターというジャンルもあるほどネット社会においては文章で何かを伝え、文章で売るという技術は非常に大切なスキルです。
もちろん今は文章よりも動画だという意見もありますが、動画作成のベースになるのも台本であることが多く、基本的な構成などはテキストで作られる事がほとんどです。
ライターといった職業も非常にメリットの多い職種です。
ライターのメリットは以下のような点です。
ライター・コピーライターのメリット
①ペン一つ(PC1つ)で起業可能
文章で人の心を動かすのが仕事のライターにとって必要なのは知識と文章を書くテクニックのみです。
かつてはペン一つで稼ぐ職業などと言われていたようですが、現在はパソコンでのライティングが一般的だと思いますのでパソコン1つで稼げる職業ということになりますね。
②汎用性が高い
文章を必要としない業界は皆無ではないでしょうか?というくらいどんな業界、どんな仕事でも文章は必ずと言っていいほど必要になります。また文章といっても非常に幅が広く、説明文、キャチコピー、セールスコピー、台本など多くの文章が存在しまたその利用方法もウェブサイト、ブログ、SNS、シラシ、パンフレットなど多くの媒体で使用可能です。
③フレキシブルな働き方が可能
ライターも場所には縛られません。ウェブ関連の仕事と同様に自由な働き方が可能です。
ライター・コピーライターのデメリット
①締め切りに追われることもある
広告やウェブ制作に関連する案件が多く、締め切りが設けられていることがほとんどです。一度に多くの案件を抱えると締め切りに追われることもあるでしょう。
②幅広い知識が必要
文章を書くためにはそのジャンルに対する最低限の知識は必要です。またウェブライティングの仕事では、SEO対策なども求められることがあり、これに対応するためには、常に新しいトレンドを学び続ける必要があります。
③収入が不安定な場合も
ライターやウェブライターの仕事は、案件により価格差が大きく、スポットの案件か短期での契約になることも多いため、収入が不安定になることがあります。ブログ更新、メルマガなど長期案件と単発の高額案件をあわせもつなど受注の仕方に工夫が必要かもしれません。
時代が変わり、媒体が変わってもなくならない職業の1つです。
人が言葉を使う限り、言葉で人のこころを動かすライターの技術は必要になります。
また非常に汎用性の高いスキルでもあるので他の職業を目指す人も学んでおくとよい分野になります!
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーも個人で仕事を受けられるため起業に向いています。
イラストやポスター、チラシなどのデザインの他にもウェブサイトで使用するバナーの作成などもニーズが高くなっています。
デザインというとセンスの世界と思われがちですが、商業デザインの場合はセンスではなく見る人にどんな印象を与えるかなどを論理的に組み立てデザインする力が求められます。
グラフィックデザイナーのメリット
①やりがいと楽しさ
用品パッケージやパンフレットの表紙など、自分のデザインが採用されるとデザインが好きな人にとってはやりがいもあり楽しい仕事だといえそうです。
②特徴を出しやすい
個人で事業をする場合、他との差別化が重要です。その点グラフィックデザイナーの仕事はデザインとして目で見える形に残しやすいのでポートフォリオなどをしっかり作っていくと自分自身の売りとなる部分や特徴を出しやすいといえるかもしれません。
③パソコン一つで可能
ウェブ系の仕事などと同じでグラフィックデザイナーもパソコンがあれば仕事は可能です。
グラフィックデザイナーのデメリット
①過重労働
デザインのバランス、配色、フォントの種類など細かく調整が必要な要素が多いので細部までこだわると長時間の過重労働になることも多いようです。
②スキル習得が大変
デザインのスキルと言っても配色に関する知識からillustratorやPhotoshopのスキルまで必要になるスキルの幅は広くなります。また使用する画像などによっては著作権の問題などもあるので法的な理解も必要です。デザイン一つ作るのにも多くの知識が求められます。
③価格競争
フリーランスが登録できるポータルサイトの出現などでデザインの発注などがかなり手軽になりました。その分安価で受注するデザイナーも多くなり価格競争は激しくなります。付加価値をつけしっかり差別化することが重要です。
やりがいも楽しさもある素晴らしい職業です。
その一方で差別化できないと価格競争に陥りがちなので独自性をしっかり出したり、他の技術と組み合わせるなどして価値を高める必要はありそうですね。
動画クリエイター
市場拡大中です!YouTubeなどの影響で個人も動画で発信し企業も広告に動画を取り入れる時代です。
動画を使っていきたいけど「製作はプロに任せたい」「編集は外注したい」など求められるシーンがたくさんあるので暫くの間は案件獲得に困ることはなさそうです。
動画クリエイターのメリット
①高収入の可能性がある
大きなプロジェクトなどにかかわる案件だと高額が見込める可能性も高くなります。法人の広告などにかかわることができると報酬も高くなるでしょう。
②技術を習得しやすい
高機能な編集ソフトがたくさん出てきていますので簡単な動画の作成だけなら意外と短期間で習得可能です。まずは編集を請け負う簡単な仕事から始めるのもありです。
動画クリエイターのデメリット
①今後はレッドオーシャン化?
市場規模が大きいのがわかっているので今後のレッドオーシャン化は予想されます。個人から企業まで多くのサービスが提供されることが予想されますのでやはり動画クリエイターの仕事も差別化は重要になります。
②不安定な収入
スポット案件が多くなる可能性もあります。請け負う案件の内容により収入の上下が予想されます。
③素材に影響される
編集だけを請け負う場合は、クライアントから提供される素材の質に影響されてしまう部分も多くなります。シナリオ作成からかかわる、撮影も行うなどカバーできる範囲を広げていくことも視野に入れましょう。
まだまだ成長する市場なのでニーズはありそうですが、その分参入者も多くなりますので差別化は必要です。
ただ動画を編集するだけではなく、クライアントに動画活用の提案などをできるとよいかもしれません。
AIサポート関連
現状、AIのサポートをする職種が存在するかどうかは不明ですが今後は必ず多くなってくると思います。
Chat GPTの普及によりAIが一気に身近になりました。
期待される一方、「まだまだ活用方法がわからない」そんな状況です。
今後、AIをうまく活用できる企業とそうでない企業で大きな差が開くと言われていますのでその活用に関する職業、職種も増えそうです。
- 個人や企業向けのAIの使い方をサポートするコンシェルジュ的な職業
- 主に企業向けにAI活用を提案するコンサルタント
- 企業内で発生する人的作業をAIに置き換えるシステム開発者やエンジニア
経験や得意を活かして起業する方法3選
ここまでの記事で「どれも大変そう…」「そんなスキル自分にはないし…」と思った方も安心してください!
起業の方法はまだまだあります。
新しくスキルを学ぶことなく今自分に出来ることを活用して仕事にすることも可能です。
SNS運用代行
一つ目はSNS運用代行です。
副業や起業を目指す方ならインスタ、Twitter、LINEなどSNSはご自身でも活用されているのではないでしょうか?
どれか1つのSNSに特化し企業での運用、店舗での運用といったレベルまで高めれば仕事として成立します。
また現場が忙しい店舗運営者などはSNSを外注してしまいたいと考える人も多く、ある程度の質を担保できれば継続的な案件としての契約も可能です。
SNS運用代行のメリット
①簡単にはじめられる
SNSである程度実績があれば始めるのは簡単です。どのように案件を受注するかといったところがポイントになるのでターゲット選定はよく考えましょう。
②初期費用などが掛からない
基本的にSNSは無料で使えるものがほとんどですし、外部ツールを導入する場合もクライアント側に負担をお願いすれば自分自身にあらかじめ費用が発生することはありません。初期費用が掛からないことは副業やスモールビジネスにとっては非常に大きなメリットです。
③拡大できる
実際にやることはスマホまたはPCでの単純作業のみとなりますので、再現性の高いマニュアルが作れればスタッフや外注に投げることも可能です。案件獲得と比例して拡大していくことは可能です。
SNS運用代行デメリット
①簡単な分競合は多い
あたり前ですが、参入障壁が低い分競合は多くなります。副業でされる方の数も相当数おられると予想されますのでその中で勝ち残る戦略は必要です。
②プラットフォームに依存してしまう
「インスタ集客」「LINE構築」など特化した方が強くなる一方で1つのプラットフォームに依存することはリスクにもなります。万が一その媒体が何かの理由でなくなった時は仕事もなくなる時です。
簡単に誰でも始められる分生き残りは大変です。
ただSNSを代行するのではなく、売上につながる、集客ができるなど具体的なメリットが明示できると強くなります。
オンラインサロン
オンラインサロンで稼ぐ方もいます。
有名人のサロンが目に入りがちですが、実際には特殊な分野でマニアを集めて運営しているサロンやビジネス系のオンラインサロンなど多く存在します。
オンラインサロンのメリット
①継続収入になる
いわゆるストック型(継続型)であることがオンラインサロンの一番のメリットです。少額でも利益が積み重なるというのはビジネスにおいて非常に重要なポイントです。
②楽しい
オンラインサロンの目的は様々ですが、基本的に同じ趣味嗜好、同じ目的を持った人が集まるのが普通です。仲間が集まるだけでも楽しくなりそうですね。
③得意を活かせる
どんな事、どんな分野でも人さえ集まればオンラインサロンは成立します。自分の好きなこと、趣味、特技、なんでも活かせるのがオンラインサロンの魅力です。
④他のビジネスにつながる
オンラインサロンはあくまでもきっかけで、そこの出会いから協業や別のビジネスにつながることも考えられます。
オンラインサロンのデメリット
①運営が大変
長期的に運営し続けるのが大変です。特に運営者側が何かを提供するようなスタイルになるとコンテンツが枯渇しがちです。仲間みんなで作っていくような運営スタイル理想かもしれません。
②高額をとりづらい
気軽に参加できるのがオンラインサロンの特徴の1つです。初期段階は特にあまり高い会費を頂くのは難しくなります。
楽しく仲間を集められて、継続課金にもつながるとても魅力的なビジネスです。
その反面、運営者自身が継続していくことを負担に感じてしまうこともあるのでうまく回り続ける仕組みづくりを考えましょう。
ネットショップ
コロナ渦で急激に成長し、今後も成長が見込まれます。
ご自身にスキルがない方は、物販から始めるのも一つです。
ネットショップのメリット
①小さく始めることも可能
店舗での物販やサービスに比べると初期投資は小さくなります。まずは少数アイテムの販売からはじめることも可能です。
②ジャンルは多岐にわたる
ネットで売れるのは、服や雑貨、化粧品、食品が一般的ですがそれだけではありません。デジタルコンテンツ、いわゆる無形商品も販売することができます。好きな分野、得意なことで売るものを幅広く選べるのはネットショップの魅力です。
③販売しやすい
特に有形商品においてですが、実際に売れているものをリサーチしやすいのも特徴です。他のショップで既に売れているもの人気のものを参考に販売するものを検討しましょう。
ネットショップのデメリット
①在庫リスク
有形商品を販売する場合は在庫リスクはゼロではありません。一部では無在庫販売といった方法もありますが在庫を持たないと販売が難しい商品もたくさんあります。
②忙しい
Amazonなどの影響で即日発、翌日お届け(当日お届けもありますね)などが普通になってしまったのでスピーディーな対応が必要です。売上に応じて労働が増えていく仕事なので、外注化、自動化といった仕組みづくりは重要です。
③競合が強い
コロナ以降、参入が一気に増えた業界です。大手の企業も本格参入していますので競合は非常に強くなります。
全国どこでも、世界中にでも商品を届けることが出来るネットショップ。
可能性も大きく取り組みやすいビジネスですが、かなり強豪ひしめく分野です。
高齢化の日本でおすすめな職種3選
高齢化というと介護の分野が思い浮かぶかもしれませんがそれだけではありません。
人生100年時代、健康寿命ものびて元気で意欲的な高齢者もいます。
ヘルスケア関連事業者
1つ目はヘルスケアです。健康増進を目的としたサービスに求める需要が高まっています。食品や健康飲料の製造販売、医療機器やヘルスケアアプリの開発など、ヘルスケア関連事業者として起業することもできます。
また健康で若々しくありたいといったニーズから美容の分野もあわせていくとより求められるビジネスになるかもしれません。
ヘルスケア関連のメリット
①ニーズは安定
ある程度の年齢になると健康に興味がない人はほとんどいません。高齢化の進む日本ではニーズは安定化します。
②継続しやすい
健康は維持するものです。基本的に完了しないので、継続的に取り組んでいただける点はビジネスとしてもメリットです。
③展開幅が広い
サプリメントの販売から事務の運営まで健康にかかわる分野は多岐にわたります。ターゲットに対し横展開してビジネスを広げることも可能です。事務に来た人にサプリメントも販売する、サプリメントを買った人に化粧品も提案するなど顧客が求める範囲でどんどん拡張可能です。
ヘルスケア関連のデメリット
①後発参入になる
介護分野などですでに実績のある企業も取り組んでいます。今からはどちらかというと後発での参入になりますので現状ある物との差別化が重要です。
②責任は重い
人の健康にかかわるということは非常に重大な責任も伴います。ビジネス以前に人を健康にしたいといった使命感が必要になります。
高齢化社会と言えばだれもが思い浮かべる健康分野です。
ニーズも高く、安定的なビジネスになる可能性は高いですが、人の健康に関わるという意識をしっかり持って取り組みましょう。
高齢者向けDXサポート
テクノロジーの進化に伴い、デジタルトランスフォーメーションが進む中、テクノロジー関連事業者が求められています。高齢者もスマホをもち孫とLINEする時代です。そんな中でもうまく使いこなせない方や自分では不安という方も一定数いらっしゃいます。そういった方をサポートする仕事です。
高齢者向けDXサポートのメリット
①喜んでもらえる
手助けを必要とする人にサポートを提供するので非常に喜んで頂ける仕事です。孫や子どもには相談しづらい方などをしっかりサポートしてあげれば顧客との距離はぐっと縮まります。
②難しくはない
高齢者向けのサポートの場合、ハイスペックな技術よりもシンプルでわかりやす事が求められます。そういった意味では複雑なことを提供する必要がないのでやるべきことはスマホの基本的な使い方、LINEの使い方など意外と簡単なことになります。
③集客しやすい
ITやマーケを駆使してWEBで集客するのが一般的ですが、高齢者向けとなると話は別です。そもそもWEBの苦手な方が対象なのでチラシなどでも集客が可能です。
高齢者向けDXサポートのデメリット
①完了してしまう
DXを学びたいという高齢者はどちらかというと最低限のことを身に着けたいと考える方が多くなります。どんどん新しいスキルを身に着けようというモチベーションはないので一定レベルまでいくと完了してしまうので長期契約などは難しいかもしれません。
②進化が早い
DXツールの進化は加速しています。進化に伴い教える内容もバージョンアップしていかないといけませんのでサービス内容の見直しや定期的なメンテナンスが必要になります。
DX化する社会と高齢化が進む日本、今後必須のサービスになりそうです。
効率よく顧客が求めるサービスをブラッシュアップしていくことがポイントになります。
レジャー関連事業者
高齢者の趣味やレジャー活動に求める需要が高まっています。旅行業やレジャー施設の経営、レジャー用品の販売など、レジャー関連事業者として起業することもできます。
レジャー関連事業者のメリット
①楽しい
レジャー=楽しむものですよね?
旅行やレジャーが楽しくないのにわざわざお金を払う人はいません。楽しいことを仕事に出来るのは幸せなことだと思います。
②予算が高い
生活費は抑えてでも趣味やレジャーにお金を使いたいという人は多くいます。価値さえしっかり伝わればそれなりの金額でも成立しやすくなります。
レジャー関連事業者のデメリット
①参入障壁が高い
業態によりますが、旅行やレジャー関連ではそれなりのリソースが必要になる場合が多くなります。設備投資や商品開発など多額の費用がかかると起業としてのリスクはかなり高まります。
②場所に縛られる
こちらも業態によりますが、施設や設備を有する場合は場所に縛られます。場所が制限されることはリスクも高まり、自由度も下がります。
レジャー関連の設備や商品を持つということは、リスクも高く参入障壁も高くなります。
起業の段階では、既にレジャー関連でビジネスをしている企業などと一緒に取り組む、またはレジャー関連企業向けの商品やサービスを考えるといった方向が良いかもしれません。
今回は、これから起業を考える人に向けておすすめの職業・業種といったテーマでお伝えしました。
これ以外にもまだまだ多くのお仕事がありますし、またそれらを組み合わせたりアレンジすることで今までにない商品やサービスを生み出すことも可能です。
これから起業を考える方のヒントになれば幸いです。