本業が上手くいかない個人事業主へ~ダブルワークで新たな収入源を見つけよう~

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店舗経営者

景気が悪くてお店の売上が伸びない…

個人事業主

個人事業主って将来が不安。
今のままでやっていけるのだろうか?

フリーランス

暇な時間を上手く使って何か他のこと出来ないかな?

一人で事業をやっていると不安がたくさんありますよね?
特に事業規模が小さい段階では収入面の不安もあります。
今回は個人事業主が「ダブルワークで収入を増やす方法」についてみていきたいと思います。

※ダブルワークの場合、副業ではなく本業が2つといった考え方もありますが、記事内では1つ目の仕事と2つ目の仕事を区別しやすいように副業という表現を使っている個所がございますのでご理解ください。

目次

個人事業主がダブルワークするのってOK?

そもそも個人事業主がダブルワークってどうなのだろうか?

もしかするとそう考える方もいらっしゃるかもしれません。

現在は会社員であっても副業が解禁されていますのでダブルワークが一般的になってきています。

副業やダブルワークは公務員の方や会社の特別な規約がある方以外はとくに問題ありません。

なので会社の規約などに縛られない個人事業主がダブルワークをすること自体はまったく問題ありません

ただし、複数の収入を得ることにより合算の収入を申告しないといけないなど税務上の注意点はありますのでその辺りは間違いのないように税理士さんもしくは税務署に確認しましょう。

また収入が増える一方で時間の問題などダブルワークによるデメリットもありますのでまずは個人事業主がダブルワークを行う場合のメリットとデメリットについてお伝えしていきたいと思います。

ダブルワークのメリットとデメリット

メリット①追加の収入源

あたり前ですが、ダブルワークによって個人事業主は本業以外の追加の収入を得ることができます。

働いた分だけ収入が増える個人事業主にとって追加で収入を得ることが出来ると経済的な安定性を向上させることができます。

メリット②リスク分散

追加で収入を得るということは、本業がうまくいかない場合や需要が減少した場合でも別の収入源があるためリスクを分散することができます。

経済的なリスクを軽減し、安心感を持つことができるため精神的な安定にもつながります。

メリット③スキルの拡充

ダブルワークにより異なる業界や分野での経験を得るチャンスが生まれる場合もあります。

新しい仕事やプロジェクトに取り組むことによって、自分自身のスキルを磨くことができれば個人事業主としての成長にもつながります。

本業にもプラスの影響を与える可能性があり、将来のキャリアの幅を広げることにもつながります。

メリット④ネットワークの拡大

ダブルワークは新しい人との出会いや人脈拡大のチャンスでもあります。

異なる業界や分野での仕事を通じて、新しいつながりを築くことは個人事業主にっとって財産となります。

新しい人脈が将来のビジネスパートナーになったり、顧客開拓のきっかけにつながる可能性があります。


メリット⑤経験と学習の機会

社会人になると学ぶ機会が減ることもあります。

ダブルワークで新しい業務に取り組むことで、新しい経験をしたり今まで知らなかったことを学ぶ機会になったりもします。

仕事をしながら新しい経験を得たり、勉強の機会となることはスキルアップを目指す方にとっては大きなメリットとなります。

デメリット①時間とエネルギー消費

ダブルワークにより時間と体力はその分追加で消費されます。

特に本業が忙しい状態で更に仕事を増やしてしまうことは精神的にも負荷がかかります。

プライベートの時間がとりづらくなることも予想されますので、時間とエネルギーのバランスは十分に考慮して取り組む必要があります。

デメリット②本業への影響

ダブルワークが本業にマイナスの影響を及ぼす可能性もゼロではありません。

時間やエネルギーをダブルワークに費やすことで、本業の品質やパフォーマンスが低下する場合があります。

また、副業に時間や労力を取られている間に案件やチャンスを逃す可能性もあります。

デメリット③焦りと空回り

ダブルワークは個人事業主にとって多忙な状況をもたらす可能性があることは前述の通りです。

限られた時間の中で無理に両方の仕事に対応しようとして、どちらも中途半端になるということも考えられます。

無計画に勢いだけでダブルワークをこなそうとすると気持ちばかり焦り、空回りになることもありますのでしっかりと計画を持って取り組む必要があります。

デメリット④専念度の低下

仕事の内容にもよりますが、ダブルワークにより労力が分散されますので専念度といった観点では低下することは否めません。

不器用で切り替えが苦手な方、マルチワークよりも単純作業を好む方にはダブルワークは向いていないかもしれません。

ダブルワーク成功のためのヒント

続いて個人事業主がダブルワークを成功させるためのポイントについてみていきたいと思います。

具体的には個人事業主が効果的に時間とエネルギーを管理する方法や効率化、タスク管理といったところです。

①無駄をはぶく

まずはなんといっても徹底して無駄を省く必要があります。

時間の無駄、コストの無駄を徹底的に排除しましょう。

意味なくスマホを触る、役に立たないSNSを見る、特に興味のないTVや本をなんとなく見る。

そういった不要な時間を削り、必要なことに時間をあてるようにすることは当然ですが、それ以外にも本業の場所から副業の拠点へわざわざ時間をかけて移動するなどといった不要なコストもなるべく減らす必要があります。

まずは無駄を探し出し排除することでダブルワークにあてることの出来る時間を捻出するところから始めます。

② スケジュール管理

効率よく仕事を行うため、ミスを防ぐため、この二つの観点からダブルワークにとってのスケジュール管理は非常に重要です。

まず効率化についてですが、ダブルワークの場合は本業から副業へ、1つ目の仕事から別の仕事へと移動が発生したり頭を切り替える必要があったりします。

なるべくスムーズに切り替えを行うためにもなるべくそれぞれにまとまった時間をとれるように調整したり、曜日や時間帯で振り分けるなどの工夫が必要です。

本業の暇な曜日や時間帯に副業の仕事をあてこめるのが理想的です。

③集中と切り替え

デメリットのところでお伝えしましたが、ダブルワークをすることでどちらも中途半端になるという可能性もあります。

スケジュール調整に加えて、気持ちの切り替えも行いそれぞれに集中して取り組むように心がけましょう。

④重複の活用

職種や職業によりますが、ダブルワークにより重複が発生する場合もあります。

例えば、本業でも副業でもPCをつかう、どちらの仕事でも車が必要、といった場合です。

重複するものが出てきた場合は可能な範囲で兼用した方が効率的です。

また職種は別でも顧客が重複するケースもあると思います。

エステサロンを経営しながら女性向けアパレルのECをしている場合などです。

どちらも身だしなみを気にする女性がターゲットとなる可能性が高く、顧客が重なると考えられます。

顧客が重複した場合は広告や顧客管理をまとめて行うことも可能になります。

そのように重複する部分は効率的に活用していきましょう。

⑤タスク分散、外注化

個人の時間と労力には限界があります。

すべて一人でやろうとすると個人の力の範囲が天井となります。

その限界を超える方法として、人を雇うということになるのですが個人事業主が副業や別事業にいきなり人を雇用するというのは少しリスクが高くなってしまいます。

そのような場合に簡単なタスクを分散させて外注に投げてしまうというやり方がおすすめです。

求人が得意な方は直接契約で業務委託をしてもよいですが、お手軽なクラウドソーシングがたくさんありますので最初はそういったものを利用するのが簡単でおすすめです。

ランサーズ、クラウドワークス、ココナラ、シュフティ―などかなり多くの種類の業務をネット上で簡単に依頼できます。

またリアル店舗のお仕事でクラウドソーシングが使えない方にもTimee(タイミー)のようなサービスがあります。

業務を効率化したうえで個人の限界を感じた場合は外注も検討してみましょう。

ダブルワーク戦略の立て方

つづいて個人事業主が収入を安定させるためのステップとして、ダブルワークもしくは複数の事業展開をする場合のステップについてお伝えしていきます。

ステップ①目的の明確化と目標の設定

まずは目的と目標を明確にしましょう。

ゴールとなる目的が明確にならないと成功の基準が曖昧になってしまうので「何のためにやるのか?」「どうなればOKなのか?」といったところを最初に明確にしないといけません。

つづいて目標を設定していくわけですが、よく起こりがちなミスとしてやっている最中に目標が目的化してしまうということがあります。

例えば、利益拡大のためにはじめた事業がいつの間にか売上アップが目的に変わってしまったり、増客が目的だったはずがその施策の1つであるはずのSNSのフォロワー集めが目的化してしまったりといったことです。

例1

(目的)利益拡大 → そのためにまずは売上アップしよう! →(目標)売上 100万円アップ → いつのまにか売上アップが目的化して値引きをしてでも売上をあげようとする → 利益あがらず…

例.2

(目的)増客 → そのためにまずはSNSで認知をたかめよう! →(目標)Instagramフォロワー1000人 → いつのまにかフォロワー集めが目的化して顧客にならないフォロワーを集めだす → 増客にはつながらず…


ステップ②スケジュール管理、タスク管理

目的、目標が明確になればそれを達成するための行動を書き出しタスク化しスケジュールに落とし込みます。

ダブルワークを行う上で時間管理は最も重要です。

スケジューリング、時間管理については様々なタイムマネジメントの方法などが存在しますが、タイムマネジメントに時間をとられていては元も子もないので、ここでは最もシンプルな方法をおすすめします。

それは、「思考系」は午前中、「作業系」は午後、より効果的な行動から順番に予定を入れていくという方法です。

まずは、行動をタスク化する段階(行動を箇条書きで書き出す)で、アイデアや判断、検討が必要になる「思考系」のタスクと単純作業など考えずに行動できる「作業系」タスクに分けます。

午前中の方がエネルギーが高く、頭もまわりやすいので思考を使う思考系タスクは午前中に入れます。

逆に午後、特に昼食後などは眠くなりがちなので頭よりも体を動かす仕事や単純作業などの作業系タスクを入れます。

午前も午後もそれぞれ入れる順番はより効果的なタスクから順番です。

例えば売上が高くなる行動を優先、利益の高い商品を優先、重要顧客の案件優先、過去に成功しているプロジェクト優先、過去に成功している広告優先… といったかたちです。

スケジューリングの手順
STEP
目的を明確に

まずは「何が目的なのか?」「何をしたいのか?」をはっきりさせます。

目的が曖昧だと行動がブレてしまいます。

STEP
目標設定

目標は目的を達成するための行動を数値化したものです。

必ず定量的(数えられるもの、測れるもの)にしましょう!

STEP
タスク化

目標達成するための行動を箇条書きで書き出しましょう。

シンプルにわかりやすく細分化する。

この時に「思考系」と「作業系」に分けます。

STEP
スケジューリング

午前中に「思考系」のタスクを午後に「作業系」のタスクを振り分けます。

より効果的なタスクから順番です。


午前
「思考系」タスク

効果が高い
 ↓
効果が低い

午後
「作業系」タスク

効果が高い
 ↓
効果が低い


ステップ③ 収益の管理

収益も数字でしっかり管理していきます。

ダブルワークでは、業務も収入も複数混在しがちです。

何が上手くいっていて、何が上手くいっていないのかをしっかり把握するためにも細かな数字管理が必要です。

管理をおろそかにしてしまうと一向に収益につながらないタスクばかりこなしてしまう可能性もあります。

どの仕事でいくらの収益が発生しているのかしっかり把握していきましょう!

ステップ④リスク管理と予備計画 撤退ライン

続いては、失敗した場合のことも想定しておきましょうという点です。

副業やダブルワークとなるとワクワクの方が大きくなりがちです。

もちろん成功イメージをしっかり持つことは重要です。

しかしどんなビジネスでも100%成功するということはあり得ませんので万が一の場合に備えておくことも重要です。

まずはリスク管理です。発生する可能性のあるリスクを予め把握しておきましょう。

既に同じビジネスを行っている方の情報などを参考にすればどのようなリスクがあるかを把握することはできます。

ただリスクを把握しただけでは、対策としては不十分です。

必要なのは予備計画。想定していたリスクが発生してしまった場合にどうするか?

対策や代替案を事前に用意しておくことが重要です。

そして最後に撤退ライン。

ダブルワークでのビジネスが本業(一つ目のビジネス)の足かせになってしまっては元も子もありません。

思っていたように上手くいかなかった場合、「3ヶ月以内に収益が発生しなかったらやめておこう」「半年やって黒字化しなかったら終了」など具体的な撤退ラインを決めておきます。

明確な撤退ラインを決めておかないとあきらめずにズルズルいってしまうこともあります。

冷静な判断が出来る間に明確な撤退ラインを決めておきましょう。

ダブルワークのスキル活用:個人事業主が能力を最大限に活かす方法

①本業で持っているスキルを副業に活かす

ダブルワークを行う際にまったく違うビジネスを始めることもありますが、効率化という視点ではあまり得策とは言えません。

元々もっているスキルを活かしてもう一つビジネスをスタートすることが出来れば、単純に勉強期間が省略されることになりますのですぐに収入につながりやすいからです。

例えば、飲食店をされている方であれば調理師としてのスキルを活かして小規模の料理教室をおこなうなどといったことです。

自分のスキルでどんなことが出来るか思いつかないという方は、実際に存在する副業などを参考に見てみるのもよいかもしれません。

現在は「ココナラ」「クラウドワークス」「ランサーズ」などといったオンライン上で簡単にスキルを売り買いできる時代です。そのようなところでどんなスキルどんなお仕事があるか見てみてください。

②ダブルワークで身に着けたスキルを本業で活かす

逆に副業、二つ目のお仕事で身に着けたスキルをもう一方のビジネスに活かすことも可能です。

ダブルワークで身に着けたスキルをもう一方のビジネスにも活かすことが出来れば相乗効果で両方がより上手くいきます。

例えば私の場合ですと美容室向けの商材の開発と卸しで独立しました。

今も事業の中心は美容室向けの商材の販売ですが、その一方でWEBマーケに興味を持ちWEB関係のお仕事も少しづつスタートしていきました。

お客様のサイト構築をお手伝いしたり、LINE公式のサポートをさせて頂いたりなどしておりますが、そのスキルを使って自社のホームページや美容室向けの商材のLPなども自分で構築しています。

このように幅広い場所で活用できるスキルを身に着けるともう一方のビジネスにも活かされることがよくあります。

ダブルワークをされる場合は、そのスキルをもう一方のビジネスでも活用できないか考えてみましょう。

③本業と副業をあわせて新たなビジネスを生み出す

本業と副業、二つの仕事を掛け合わせて新たなビジネスが生まれることもあります。

私は現在、「美容室向けの商材の開発販売」と「WEBマーケ」この二つを仕事としていますが、美容室向けの商材販売をする会社は沢山あります。またWEBマーケやWEB関連の会社も星の数ほどあります。

しかし美容商材の開発とWEBマーケの両方を行える会社となると一気に競合が減ります。

そこで今私が考えていることの一つとして、サロンのオリジナル商品(OEM)を弊社でディレクションし、その商品をネットショップで販売するというものがあります。

商品開発からネットショップの構築までを一貫して行うことが出来れば弊社の顧客となるサロンにとってもメリットがありますし、ニーズがあればビジネスとして成立するのではないかと考えています。

このような形で二つのビジネス、二つのスキルを掛け合わせることによるさらに新しいビジネスのアイデアにつながることもあります。

個人事業主におすすめのダブルワーク

オンラインビジネスとリアル店舗の組み合わせ

ダブルワークの組合せとしては様々なものが考えられますが、一つのポイントとしてオンラインとリアルの組合せというのはおすすめです。

理由は二つありまして、一つはリスク分散です。

これはコロナを経験された個人事業主の方であれば簡単に想像できるのではないかと思いますが、あのようなことが起こると一気に世界の情勢やそれまでの常識がかわります。

コロナ渦では外出が減り、リアル店舗のビジネスが苦戦する一方で飛躍的に伸びたオンラインビジネスもありました。

リアルもオンラインもそれぞれの良さがありますが、相反する相関関係があります。

なのでその両方を持つことにより一定のリスク分散になります。

二つ目の理由は、相乗効果です。

例えばリアル店舗を好むお客様とネットショップを中心に購買行動を起こすお客様がいます。

お店としてはその両方はカバーできればターゲット顧客が一気に広がるわけです。

このような理由からリアル店舗などのビジネスをされている方であればオンラインのビジネスにチャレンジしてみる。

オンラインのビジネスをされている方であればリアルのビジネスも検討してみるといったことがおすすめです。

本業の顧客ターゲットが重複する別業種

既にいるお客様に提供できる他のサービスや商品を副業、二つ目のビジネスに出来ると初動が早くなるのでおすすめです。

例えば印刷屋さんがカメラマンを二つ目のビジネスにするといったパターンです。

チラシ印刷を発注してくる人は必ずチラシのデザインの段階で素材になる画像を必要としているので商品撮影が必要になることが考えられます。チラシを発注してくるお客様と商品などの撮影を求める方は重複しているわけです。

このように顧客が重複するところをダブルワークでカバーしていくと同じ顧客をそのままとっていけますので非常に効率的です。

ビジネスで一番大変なのは集客なので、集客の部分を効率化できるというのは非常に魅力的だと思いませんか?

本業の知識やスキルを使える別職種

本業で元々やっていることやスキルを活かして別の仕事につなげることが出来ればスキル習得期間をとばせるのでかなり時短できます。

例えばWEB制作のお仕事をしている方などの場合、そのスキルを店舗ビジネスをされている方やWEBが苦手な方にお話しするだけでもビジネスになりますし、調理師の方であれば料理教室、お花屋さんであればフラワーアレンジメント教室など違う場所で教えるだけで新しい仕事になります。

その他にも元々もっている知識やスキルが、場所が変わるだけですごく重宝されるようなケースがありますのでご自身の得意なことやスキルを他の場所で活かせないか考えてみましょう。

個人事業主にはおすすめしないダブルワーク

時間の切り売り

短期的な収入やスキルアップのためにはよいのですが、長期的に見た場合に時間の切り売りはあまりお勧めしません。

時間の切り売り、単純作業をこなすような仕事だとどうしても単価を上げていくことも難しいですし時間の上限が収入の上限になります。

元々忙しい個人事業主の場合は、時間のアッパーはすぐに来ますのでなるべく時間の切り売りにならないように気をつけましょう。

高度な専門知識を要する

新たなビジネスをスタートする際、高度な専門知識を要するものはあまりおすすめしません。

知識習得だけに時間をとられて結局上手くビジネスにつながらないということもあります。

出来れば今あるスキルを活かして始めるか、簡単に出来るところから始める。

ある程度上手くいくことが確認できた時点でそのスキルを高めるために専門知識を深めていくといった流れがよいのではないでしょうか。

本業の障壁になる

先ほども申し上げましたが、ダブルワークで元々のビジネスに支障をきたしてしまうと元も子もありません。

例えば店舗で物販をしている人が、ネット物販をはじめて、ネットの売上と反比例して店舗の売上が下がってしまうとビジネスとしてはかなり効率がわるくなります。

店舗で販売する商品とネット通販のジャンルを分けるなど、やっていることがつぶしあいにならないようにしなければいけません。

トリプルワーク?多角化経営

ダブルワークで終わる必要はない

個人事業主のダフルワークということでお伝えしてきましたが、上手くいけばダブルで終わる必要はありません。

事業主であるあなたが、本気で事業拡大をしたいと考えればダブルワークをきっかけに三つ、四つと事業を拡張していくのもありです。

そのためには、業務の効率化と外注化は必須になります。

効率化と外注が出来れば多角化経営も夢ではない

まずは業務の効率化です。

効率化する目的は二つあって、まず一つは効率化により自分自身の時間を確保することです。

それともう一つは、単純化してわかりやすい仕事でないと人に任せづらいという点です。

事業を三つ、四つと増やそうと思うとどうやっても一人の力では不可能です。

その場合に誰かにお願いすることになりますが、自分でないとできない仕事や複雑で試行錯誤しないといけないような仕事を人にお願いすることは非常に困難です。

まずは仕事を細分化しシンプルなタスクに落とし込みましょう。

その上で各業務、タスクを誰かにお願いしていくわけですが、最初は外注がおすすめです。

個人事業主がいきなり社員を雇うというのは少し抵抗がありますよね?

実際には個人事業主であっても正社員を雇用することは出来ますが、その前に法人化していることが多いので個人事業主の正社員雇用はまれなようです。

外注であればわりと小さなお仕事でもお願いしやすいですし、短期でお願いすることも出来るので試しに契約してみる場合も比較的リスク少なく気軽にできます。

複数の外注さんに仕事をお願いしていきながら少しづつ拡張していく中で徐々に長期契約や社員雇用を検討していくような形で良いのではないでしょうか。

まとめ

今回は、個人事業主のダブルワークをテーマにお伝えしてきました。

後半でお伝えしたようにダブルワークは一時の収入の為だけではなく、スキルアップやビジネス拡張につなげていくこともできます。

また収入が不安定になりがちな個人事業主のリスクヘッジにもつながります。

私個人的にはダブルワークをおすすめしていますが、ダブルワークにはメリットもデメリットもあります。

ご自身の方向性にあっているかどうかよく考えた上で最適な方法を検討してみてください。

今後の参考にして頂けましたら幸いです。

最後まで記事を読んで下さりありがとうございます。

あなたのビジネスの成功を心よりお祈りしております。

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この記事を書いた人

植林宏樹のアバター 植林宏樹 個人事業主・WEBマーケッター

”元”体育会系、京都育ち大阪在住の関西人。コロナ渦でのリモート化をきっかけに43才からWEBマーケを学び始めました。サロン向け商材卸し、WEB制作などの事業を営んでおります。営業20年以上の経験×WEB活用で何かお役に立てればと…

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